岡竜之介のブログ

岡竜之介のブログです。

「ゲイの街」カストロ地区に行ってきました!I visited Castro District!

ツイン・ピークスからUberで向かった先はカストロストリート駅でした。
I went from Twin Peaks by Uber to ... Castro Street Station.


ツイン・ピークスについてはこちら。
About Twin Peaks, read this.
agajo.hatenablog.com



でかいレインボーフラッグが目立ちます。
There was a big outstanding rainbow flag.


街中、レインボーだらけ。
Rainbows are everywhere.



横断歩道もレインボーです。色とか法律で決まってないんですかね。
Crosswalks are also rainbow. Hasn't the color of a crosswalk been decided by law?

「これが横断歩道である」ということを、模様ではなく、その位置から判断することになります笑
We have to understand "This is a crosswalk" not by the design pattern but by the position lol


エスカレーターも足元をレインボーの明かりで照らします。
There were rainbow lights in the escalator.

写真ではわかりませんが、このエスカレーターは止まってます。
Actuary, this escalator was not moving.





このカストロ地区、日本語では「ゲイの街」としてよく紹介されていますが、LGBTの街っぽいですね。
Castro District is introduced as a district of gays, but I think this is a district of LGBTs.



性的嗜好と街が結びついてるっていうのがよくわかんないけども…。「自分はゲイだからここに住もう」ってなるのか…?
I can't understand well that their sexual preferences have something to do with where they live... Do they think like "Because I am a gay, I'll live here" ?


地面には功労者の肖像。
There were meritorious people's pictures.



エログッズ屋が複数ありました。
There were some erotic shops.





後ろのカストロ劇場がはっきり映り込みすぎて、わけわかんない写真になってますね。
Because of the reflection of Castro Theater, this picture can't be understood properly.


ちなみにこのカストロ劇場は世界的に有名な映画館みたいです。僕は知らなかったけど。
This Castro Theater is very famous in the world. I didn't know that, though.



さて、その辺を適当に散策していると、気になるお店を見つけました。
By the way, I found a restaurant while I was walking around.


Osaka Sushi



なんで大阪?と思いつつ、入ってみることに。
I thought "Why Osaka (Japanese city)?" I entered.


うまそ〜〜〜〜〜
looks gooooood



海苔の外にご飯があるという、僕の知ってるアメリカがそのままでてきて嬉しかったです。
I was happy because the style that rice is outside of nori is what I knew as American style.


味はちゃんとしててとても美味しかったですね。Spicy salmon が結構辛かったけど。海老天がとても良かった。
The taste was very good. Spicy salmon was really spicy. Shrimp tempura was very good.



以上!!!!
That's all!!!!!!!!

サンフランシスコが一望できる"Twin Peaks"!! You can see all the San Francisco there!!


行ってきましたよ Twin Peaks!!
I went to Twin Peaks!!



高いところから景色を眺めるのが大好きな僕にとっては最高の観光地ですね。
It's very good because I like to look at scenery from a high place.



夜景が有名なスポットらしいですが、僕は真っ昼間に行ってきました。
I heard that it's famous for the night view, but I went there in the day time.


いや、だってよ!そんな場所、どうせまったく街灯もなんにもないぜ!
Understand me! There mustn't be lights at such a place!


車のない俺がどうやって行って帰るんだよ夜に!!
How do I go and go back in the night without a car!!




ということで。
Therefore...


バス Bus

バスで行ってきました。
I used a bus.


しかし…
However...



("The bus never comes!!")



("If I walked, I would have arrived at the destination!! Why the number 52 doesn't come?? The number 44 has come 3 times!! I got angry!! I'll walk!! With catching Pokemons!!")




ということで。
And..


フォレストヒル駅から歩きました。2kmくらい。
I walked from Forest Hill Station. It's about 2km.


大した事ない距離に聞こえますが、全区間そこそこの上りなのでそこそこ疲れます。
It doesn't sound tough, but you have to climb slopes and it's tiring.




("Is this a road...?")





("Cooooool Greaaaaaat")




なんだかんだ到着しました。
I managed to arrive.

上り坂っつっても2kmなんで、歩いてれば着きます。
It's true that it's a steep slope, but it's only 2km and you can arrive by walking.


TwinPeaksはその名の通り、ピークが2つあります。
There are 2 peaks as its name suggests.


先に到着したのは南峰。
I arrived at the South Peak first.



南峰から北峰を撮ると、こんな感じ
I took a picture of the North Peak from the South Peak.



南峰はポケストップで、北峰はジムです。
The South Peak is a poke stop and the North Peak is a gym.




("It's 275 meters above sea level. It would not be very high if it was a mountain. (I mean, it's a hill.)")



("I can't read the explanation at all")



北峰からさらに北へちょっと行った所に展望台があります。
There is an observation platform in the north of the North Peak.


そこから写真を撮ると…
I took a picture there...


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おお〜〜〜〜
woooooooooooooow



まさに「一望」ですね!
It's "full view"!


ゴールデンゲートブリッジ、ゴールデンゲートパーク、パレスオブファインアーツ、マーケットストリート、ファイナンシャルディストリクト、全部一枚の写真に入ります!!(ウルトラワイドコンバーターを使っているとしても!!)
Golden Gate Bridge, Golden Gate Park, Palace of Fine Arts, Market Street and Financial District are in one picture! (Even if I used Ultra Wide Converter)


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ウルトラワイドコンバーター、自撮りに向いてるな…
Ultra Wide Converter works well when I take a selfie...


他にも何枚か写真。
Other pictures.


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ということで、Twin Peaks からのお昼の眺めでした!
That was the view from Twin Peaks in day time!


風は強かったけど、そこはやはりサンフランシスコ、あんまり寒さは感じなかったです。
The wind was strong, but because it was San Francisco, I didn't feel very cold.


下山 going down

さて下山です。
Then, I had to go down.


また歩いて帰るのはちょっと面倒くさい。
I didn't want to walk back.


今度こそバスに乗りたいところなので、GoogleMapsで調べよう。
I wanted to take a bus this time and I used Google Maps.


はいはい、この道をこう行って…
OK, this way and that way...


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この崖を降りろ、と。
climbing down this cliff.



なるほどね。
OK


行けるか!!!!
I can't!!



ということで。
Therefore...



サンフランシスコに来て以来、初の「Uber」を呼ぶことにしました。
I called Uber for the first time in San Francisco.



UberLyft もサンフランシスコでは超メジャーです。僕はたまたまアカウントを持っていたのでUberを呼びました。
Uber and Lyft are very famous in San Francisco. Because I had an account for Uber, I called Uber.


すぐ来ました。
It had come soon.


すぐ下山しました。
I could go down in very short time.


で、まあ、思ったんだけど、あれだね。
And I think now that...


UberLyft 使えば、夜でも安全に来れるね。
You can go to Twin Peaks in the night by using Uber or Lyft.



ということで、サンフランシスコに旅行に来た方は、UberLyft を使って安全にTwin Peaksを観光しよう!!!
Let's visit Twin Peaks safely by using Uber or Lyft!!


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2つの物体がエネルギーを交代でやりとりする奴を「うなり」と「振動モード」の観点から説明する

まずはこちらの映像を御覧ください。

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2つの物体が振動してますね。

そして、それぞれ勝手に振動しているのではなく


片方の振動が大きくなるともう片方は小さくなり、一瞬止まります。そしてまた振動し始める。

2つの物体が、エネルギーをやり取りしてるわけです!なんだこれは!!


(GIFの容量の関係で、ループする瞬間の所が若干見苦しいんですけども…。)

両方同時に大きく振動することはないですね。エネルギー保存の法則から言ってそれは理解できる。


こういう現象は、この形の2つの物体でなくても起こせます。振り子を2つ使ったり、1つの物体の回転運動と往復運動の間でエネルギーをやり取りさせたりすることもできます。

あ、この映像はシミュレーションですが、もちろん実際にできます。


実は、昨日と一昨日書いた記事は、この記事が書きたいがための準備でした!

すべてはこのため、この時のため!

【うなり】
agajo.hatenablog.com


【振動モード】
agajo.hatenablog.com



この「交互に止まったりまた動き出したりする」という現象が、不思議でしょうがなくてですね。


でも「うなり」と「振動モード」を理解すると、これが理解できるようになるので、どうしても解説したいんですね。なので聞いてください。

運動方程式を立てよう!


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【振動モード】の記事ではバネは3つとも同じバネ定数にしましたが、今回は真ん中だけ別のバネ定数にします。

物体は2つとも質量mです。


左の物体の位置をx1、それにかかる力をf1とします。右の物体が2ね。


{\displaystyle
f_1 = -(k_1+k_2)x_1 + k_2x_2 = m \ddot x_1 \\\
f_2 = k_2x_1 - (k_1+k_2)x_2 = m \ddot x_2
}

{\displaystyle
\begin{pmatrix}-(k_1+k_2) & k_2 \\k_2 & -(k_1+k_2)\end{pmatrix}\begin{pmatrix}x_1 \\ x_2 \end{pmatrix} = m \begin{pmatrix} \ddot x_1 \\ \ddot x_2 \end{pmatrix}
}


xの上の点は時間微分です。2つ付いてるので二階微分。加速度のことですね。

固有値分解して解こう!

こういう連立微分方程式は「振動モード」に分解して、それぞれのモードについて普通に微分方程式を解くんでしたね。


計算過程は省略しますが、こいつは固有値分解すると、振動モードの記事の時と同じ{V=\begin{pmatrix}1 & 1 \\ 1 & -1\end{pmatrix}}という行列が出てきます。

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f:id:agajo:20161101134036g:plain

このケースでもこの2つの振動モードの重ね合わせになることを意味してます。

質量とかバネ定数をいじると必ずしもこのモードにはならないです。今回はたまたまです。左右対称な設定だからかな。




対角行列は{\Lambda=\begin{pmatrix}-k_1 & 0 \\ 0 & -k_1-2k_2\end{pmatrix}}となって、

{\displaystyle  \Lambda V \mathbf{x} = m V \ddot{\mathbf{x}} }


が成り立つんで、


{\displaystyle \Lambda \mathbf{x} = \begin{pmatrix}1 & 1 \\ 1 & -1 \end{pmatrix} \begin{pmatrix} x_1 \\ x_2 \end{pmatrix} }

{\displaystyle = \begin{pmatrix}x_1 + x_2 \\ x_1 - x_2 \end{pmatrix}}

{\displaystyle = \begin{pmatrix} y_1 \\ y_2 \end{pmatrix} = \mathbf{y}}


ってな感じでyを導入すると

{\displaystyle \begin{pmatrix}-k_1 & 0 \\ 0 & -k_1-2k_2 \end{pmatrix} \begin{pmatrix}y_1 \\ y_2\end{pmatrix} = m \begin{pmatrix} \ddot{y_1} \\ \ddot{y_1} \end{pmatrix}   }

つまり

{\displaystyle -k_1y_1 = m \ddot{y_1} }
{\displaystyle (-k_1-2k_2)y_2 = m \ddot{y_2} }

となります。


2階微分して、元の関数のマイナス定数倍になるので、三角関数です。

ちゃんと解くなら本当は定数を2ついれないといけないのですが、今日も振幅と位相は適当に決めちゃって、こんな感じにしてみよう。

{ y_1 = 2\cos\left(\sqrt{\frac{k_1}{m}}t\right)}
{ y_2 = 2\cos\left(\sqrt{\frac{k_1+2k_2}{m}}t\right)}


そしてここから、それぞれの物体の運動を求めると

{ x_1  =  \cos\left(\sqrt{\frac{k_1}{m}}t\right)}  + \cos\left(\sqrt{\frac{k_1+2k_2}{m}}t\right)
{ x_2  =  \cos\left(\sqrt{\frac{k_1}{m}}t\right)}  - \cos\left(\sqrt{\frac{k_1+2k_2}{m}}t\right)


できた!!

うなり

さてここで思い出してほしいのが、「うなり」の話です。


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このそれぞれの物体の動きを見ると、「振幅が大きくなったり小さくなったり」してますね。


これって、うなりの動きですよね!


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うなりは、「わずかに振動数の異なる波を重ね合わせると起こる」んでしたね。

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↓足し合わせると…
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ということはですよ!!


{ x_1  =  \cos\left(\sqrt{\frac{k_1}{m}}t\right)}  + \cos\left(\sqrt{\frac{k_1+2k_2}{m}}t\right)


この2つのcosの振動数を近づけてやれば良いわけです!

ということは、要するにtの係数がわずかに異なれば良いわけで、k1に対してk2が小さければいいですね。

ということで、適当に

k1=10
k2=1
m=1

とすると…

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おおおー!見事なうなり!!


もう一つの物体の運動も重ねてみましょう


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ものの見事に交代していますね!

まとめ

結局、この現象はどうして起こっているかというと

・全体の運動が2つのモードの重ね合わせで表され
・2つのモードの振動数が近いため、うなりが発生している

ということだったんです。


納得!!!

「振動モード」と「固有値分解」

あんまりガンガン表に出してないですが、僕の大学時代の専門は「構造力学」でして

今日はそこから、「モード」の話です。

「モード」と言っても流行とかモード学園の話ではありません。

今日使うモデル

まずはこちらの映像を御覧ください。

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2つの物体が不規則な動きをしてますね。

バネ定数と質量はこんな感じです。

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バネ定数は3つともkで、質量は2つともm。メチャクチャ分かりやすいですね。

あ、減衰は考えません。摩擦も空気抵抗もなし。


じゃあここからガンガン数式使っていきますね。


力とか位置とか加速度とかは全部右側を正とします。

まず2つの物体それぞれについて運動方程式を立てますよ。

左の物体の位置をx1、それにかかる力をf1とします。右の物体が2ね。

{\displaystyle
f_1 = -2kx_1 + kx_2 = m \ddot x_1 \\\
f_2 = kx_1 - 2kx_2 = m \ddot x_2
}

xの上の点は時間微分です。2つ付いてるので二階微分。加速度のことですね。

ということで、連立微分方程式になりました。これどうやって解くんでしょうね。

線形代数の力を使って対角化します

まず、この連立方程式を行列で表してみましょう


{\displaystyle
\begin{pmatrix}-2k & k \\k & -2k\end{pmatrix}\begin{pmatrix}x_1 \\ x_2 \end{pmatrix} = m \begin{pmatrix} \ddot x_1 \\ \ddot x_2 \end{pmatrix}
}

さらにこれを適当に置き換えて

{\displaystyle
K \mathbf{x} = m \ddot{\mathbf{x}}
}

う〜んシンプル。良い。


で、唐突ですが、

{V=\begin{pmatrix}1 & 1 \\ 1 & -1\end{pmatrix}}

{\Lambda=\begin{pmatrix}-k & 0 \\ 0 & -3k\end{pmatrix}}

という2つの行列を用意するとですね

{\displaystyle
K = V^{-1} \Lambda V
}

と表せます。気になる人は計算してください。


いやどっから出てきたんだよそれー!!ふざけんなよー!!もー!!やんなっちゃうなぁー笑


と全員思ったでしょうが


大学1年の線形代数を勉強すると、どっから出てきたかわかります。ちゃんと「対角化」とか「固有値分解」っていうやり方があるんです。


{\displaystyle K \mathbf{x} = m \ddot{\mathbf{x}} }

に代入すると

{\displaystyle V^{-1} \Lambda V \mathbf{x} = m \ddot{\mathbf{x}} }


左からVを掛けると、mは定数なので

{\displaystyle  \Lambda V \mathbf{x} = m V \ddot{\mathbf{x}} }



ここで、{\displaystyle \Lambda \mathbf{x}}が左辺に、その二階微分が右辺に出てきました。


これをこうします。

{\displaystyle \Lambda \mathbf{x} = \begin{pmatrix}1 & 1 \\ 1 & -1 \end{pmatrix} \begin{pmatrix} x_1 \\ x_2 \end{pmatrix} }

{\displaystyle = \begin{pmatrix}x_1 + x_2 \\ x_1 - x_2 \end{pmatrix}}

{\displaystyle = \begin{pmatrix} y_1 \\ y_2 \end{pmatrix} = \mathbf{y}}

すると先の式はこう書けます。

{\displaystyle \Lambda \mathbf{y} = m \ddot{\mathbf{y}}}


成分でちゃんと表示してみましょうか。

{\displaystyle \begin{pmatrix}-k & 0 \\ 0 & -3k \end{pmatrix} \begin{pmatrix}y_1 \\ y_2\end{pmatrix} = m \begin{pmatrix} \ddot{y_1} \\ \ddot{y_1} \end{pmatrix}   }


最初の
{\displaystyle
\begin{pmatrix}-2k & k \\k & -2k\end{pmatrix}\begin{pmatrix}x_1 \\ x_2 \end{pmatrix} = m \begin{pmatrix} \ddot x_1 \\ \ddot x_2 \end{pmatrix}
}

と比べると、左端の行列が対角化されてます。


行列形式をやめて、成分別の連立方程式になおしてみましょうか。

{\displaystyle -ky_1 = m \ddot{y_1} }
{\displaystyle -3ky_2 = m \ddot{y_2} }


あれ? これ、連立してないですね。

これは普通にそれぞれ微分方程式として解けますよ。

2階微分して、元の関数のマイナス定数倍になるので、三角関数ですね。

ちゃんと解くなら本当は定数を2ついれないといけないのですが、今日は振幅と位相は適当に決めちゃって、こんな感じにしてみよう。

{ y_1 = 2\cos\left(\sqrt{\frac{k}{m}}t\right)}
{ y_2 = 2\cos\left(\sqrt{\frac{3k}{m}}t\right)}


おお〜微分がなくなった!

そしたら今度は

{ y_1 = x_1 + x_2 =  2\cos\left(\sqrt{\frac{k}{m}}t\right)}
{ y_2 = x_1 - x_2 =2\cos\left(\sqrt{\frac{3k}{m}}t\right)}


をxについての連立方程式として解けば、完成です。

x1もx2も、2つの波の重ね合わせになります。


{ x_1  =  \cos\left(\sqrt{\frac{k}{m}}t\right)}  + \cos\left(\sqrt{\frac{3k}{m}}t\right)
{ x_2  =  \cos\left(\sqrt{\frac{k}{m}}t\right)}  - \cos\left(\sqrt{\frac{3k}{m}}t\right)


できた!!

片方の動きをグラフにするとこんな感じになります。右が時間軸ね。

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振動モード

線形代数的な手法で、それぞれの物体の動きを求めることが出来たけれども

途中に出てきた「y」ってなんなんでしょうね。


まずy1について考えてみよう。


{ y_1 = x_1 + x_2 =  2\cos\left(\sqrt{\frac{k}{m}}t\right)}


実はこれ、全体的な移動を表してるんですね。x1が右に行ってもx2が右に行っても、y1は大きくなるわけです。

両辺を2で割ってみると、重心の変位を表してることがよくわかります。

(もとのxが、それぞれの初期位置からの変位なので、重心についても位置ではなく初期位置からの変位を表してることに注意)

つまりこういうこと。

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それに対して、

{ y_2 = x_1 - x_2 =2\cos\left(\sqrt{\frac{3k}{m}}t\right)}

これは、2つの物体の対称的な運動を表してます。x1が左に移動し、x2が右に移動する時に、y2は大きくなるわけです。

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つまり!この2つの物体は、全体として見ると

「全体としての運動(重心の運動)」
「対称的な運動」

の2つの運動の重ね合わせで運動してるわけです!


なるほどね〜。

ちなみに周波数は、対称運動が全体運動のルート3倍なので、全体としては周期性のない運動をしてることになりますね。へ〜。


このそれぞれの運動を「モード」とか「振動モード」とか言います。

行列で表した運動方程式固有値分解・対角化すると、この「モード」が出てくるんですね。

この「モード」は結構理解しやすい運動を表していて、個々の物体はこの「モード」の重ね合わせで動きが決まるわけです。

以上!!

「うなり」と「和積公式」

うなり

高校物理で「うなり」というものを習いますね。

どういうものかというと

「周波数のわずかに違う2つの波を重ね合わせると、その2つの周波数の差を周波数として、振幅が大きくなったり小さくなったりする」

という現象ですね。

音で実際にやってみると、「ウワンウワンウワン」という響きがしてよくわかります。

何が起こっているかというと…

わずかに周波数がズレているから、ある所では同じタイミングで山や谷が来て強めあっていたものが、しばらくするとタイミングが逆になって弱め合うようになるんですね。

グラフで言うと

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こんな感じ。ここには2つのグラフが同じ座標上に書いてあります。周波数は 3.5 と 3.7 です。

これを実際に足し合わせた結果が

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こう。振幅が大きくなったり小さくなったりしてるのがよくわかります。

さて。

これ、なんで、うなりの周波数は「2つの波の周波数の差」になるんでしょうね。

それを式で考えてみましょう。

和積公式

三角関数の和積公式という公式があります。

{\displaystyle
\cos{x} + \cos{y} = 2 \cos {\frac{x+y}{2}} \cos{\frac{x-y}{2}}
}

こんな奴。他にも種類がありますが

全部、加法定理から導き出せるので、僕は受験生時代これをまったく覚えてませんでした。存在だけ知ってれば十分。

今も覚えてません。

さて、今ここに、先程の2つの波の式を代入してみましょう。

{\displaystyle
\cos{(3.7\cdot2 \pi x)} + \cos{(3.5 \cdot 2 \pi x)} = 2 \cos {\frac{3.7 \cdot 2 \pi x + 3.5 \cdot 2 \pi x}{2}} \cos{\frac{3.7 \cdot 2 \pi x - 3.5 \cdot 2 \pi x}{2}} \\
= 2 \cos {\cfrac{7.2 \cdot 2 \pi x }{2}} \cos{\cfrac{0.2 \cdot 2 \pi x }{2}} \\
= 2 \cos {(3.6 \cdot 2 \pi x)} \cos{(0.1 \cdot 2 \pi x )}
}

このうちの、{2 \cos{(0.1 \cdot 2 \pi x )}} を、先程のグラフに書き足すと、こうなります。

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おお!うなりを表す線が出てきた!

この線の周波数は0.1ですが、うなりの周波数はこの2倍になります。

この線の波長は谷→山→谷で測りますが、うなりの波長は大→小→大の部分で測るからです。

この線が谷→山→谷といく間に、うなりは大→小→大→小→大と2波長分ありますね。

ということで、うなりの周波数は結局0.2となり、これは元の波の周波数の差3.7-3.5に一致するわけです。

なるほど!

そして、この線に、周波数3.6(=3.7と3.5の平均)の波を掛けると、{2 \cos{(0.1 \cdot 2 \pi x ) \cos {(3.6 \cdot 2 \pi x)}}}となって、オレンジ色のグラフが得られます。

cosはsinは[-1,1]の範囲で振動するので、ある曲線fにこれを掛けると、fと-fの間で振動する曲線が得られるわけです。

結論

周波数の僅かに異なる2つの波を足し合わせると

その平均の周波数で振動し、その差の周波数のうなりを持つ波ができる。

そのことは、和積公式からわかる!

壁画&タコス クロール

Mural and Taco Crawl というイベントに参加してきました。

Muralは壁画、Tacoはタコスのことです。複数形がTacosなんですね。Maracaみたいですね。日本語でマラカス。

"Crawl"はなんて訳せば良いんでしょうね。複数の店をはしごする、って感じのイメージなんですが〜

はしご、でいいのかしら。他に日本語が見つからない。

なんでこれを「はしご」っていうのかもよくわからないけど。

Murals

「壁画」って言うと、なんかこう、古代の神殿?洞窟?みたいな印象ですが、

ここでいうMuralsはこういうのです。

古代の神殿ではなく、最近の「ガレージのシャッター」です。

余談ですがGarageはガラージと読みます。ラはrの発音ね。

サンフランシスコのミッションエリアには、こういった「壁画」が大量にあるエリアがあるんです。

「ガード下の落書きじゃねーか!」って全員思ったでしょうが、

なんでも、建物の所有者がアーティストに依頼して書いてもらう文化があるみたいです。へ〜。

こういうのを見ながら、みんなでわいわい練り歩きながら途中でタコス屋に寄ってタコスを食べるイベント。

楽しそうですね。

適当に紹介していきます。

女の人がなんか言ってます。

台詞の中に表みたいなものがあって、どうやって発言してるのか意味不明ですね。

っていうか、この台詞の部分、もともとの絵の上に誰かが落書きしたっぽい?

顔の上にも落書きがたくさんあるけど、これも含めて作品なのか、あとから誰かが勝手に書いた落書きなのか判断がつかないですね。

奥の建物。馬鹿でかいです。

ガード下の落書きの域は超えてますね。

どうやって書くんでしょうね。上からザイルでぶら下がるんですかね。いや、鳶が足場を作るのか。

何を表現しているのかさっぱりわからない。

文字なのか、記号なのか、絵なのか、それすらもわからない。

まあ、その、あれですね。

紫地にシルバーで、ハッキリとした黒縁と所々のハイライトで、全体にバキッ!ビカっ!としてますね。

奥の建物。馬鹿でかい。パート2。

これがこの一帯で一番有名らしいです。でかくて、手前にじゃまになるものがなくてよく見えるからかな。

見た「壁画」の中で一番写実的な奴。

それでもかなりデフォルメされてるけど。

muniバスが写ってますね。バスの路線の番号も書いてあります。

これは、当日の写真です。

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Tacos

このイベントのもう一つの目的、それがタコス。

3軒はしごしました。

これが1軒目。

なんていうか、デカイです。デカイっていうか、いれすぎです。

もっとこう、その餃子の皮みたいな部品にある程度おさまるようにだね…。

まあ、量が多い分にはいいんだけどね!

そして2軒目。

自分で畳んでね、っていうスタイル。

まあ一枚目の写真を見てもわかるように、どう考えても畳めません。落ちます。

そして3軒目。

ここでは魚の奴を頼んでみたんですが、白身魚のフライがドン!っと乗っかってます。

例によって全然この餃子の皮みたいな奴で包めないんですが、味はかなり新鮮で美味しかったです。

前2軒の肉肉しい感じとくらべてさっぱりしてましたね。でも肉肉しいのも美味しいよ!

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英会話について

このイベントに参加してる間ずっと思ってたんですが

英語がわからない!

誰かと一対一で喋ってる時はそこそこわかるんですけど

例えば、企画者が全体に向けて壁画の説明をしてる時とか、3人以上の輪で相手の話しの対象が自分以外にもいる時とかは、英語に全然ついていけない。

よく参加している Pub Crawl とか Dinner Crawl なんかだと参加者が多いので誰かしらとしゃべっていられるんですが、

このイベントはそんなに人数が多くなかったので、輪に入りそこねる機会が多かったですね〜

特に歩いて移動してる時。

もっとリスニングをがんばらねば。速さに慣れることと、あとは「相手が何を言ってるか自分の側で予測できるようになること」でしょうね。

英語にかぎらず、相手の言葉を聞き取ってる時って、案外音をちゃんと聞いてなくて、「こう言ってるはずだ」っていう自分側の意識と照らし合わせて認識してるんですよね。

皆さんも、聞いた時点では何て言ったかわからなかったけど、数秒後に何かが繋がって突然聞き取れたみたいな経験があると思うんですけど、その「後から聞き取れる」をどんどんできるようにしていって、かつ、そのタイムラグを減らしていくイメージ。

サンフランシスコの体験型科学館"Exploratorium"超楽しい

超楽しいです。

California Academy of Science が上野の国立科学博物館なら、

この Exploratorium は名古屋市科学館ですね!

…はい。意味わかんないですね。

言いたいことは、Exploratorium は体験がメインだってことです。

中超広い。

行き方

海沿いにあります。

マーケットストリートから、系列Fのmuni路面電車に乗って、海沿いのちょうどいい駅で降りてください。

右側を陣取って前方を見張っていれば、見えてから「降りますヒモ」を引いても遅くないです。

確実に降りたい方はGoogleMapsを使ってください。

系列Fは基本路面電車ですが、その線路上をそのまま走るバスもあります。乗り方はまったく同じです。来た奴に乗ればOK。

Exploratorium

入場料のいらないエリアでも、入り口展示と物販が結構面白かったです。トイレも。

で、中。

超楽しそうなことが書いてありますね。

「触れてください。ここは体験型の科学館です。ほとんどの展示はあなたが何か働きかけるまで、何も生み出しません。」

ですって!

「よく見て、疑問を持って、その答えにまた疑問を持ってください」

「一日ですべて見ようとしないでください。見るものはたくさんあるので。」

「写真を撮ってあなたの体験をシェアしてください」ってのも良いですね。動画撮ってたけど。

ということでいろいろシェアしたのでまとめていきましょう。

写真や動画を撮ったものほとんどツイッターに上げちゃったので、

入念に僕のツイッターをチェックしてくれている最高の人は、新情報が少ないかも。

今の所300リツイートくらいいきました。

今 → (2016-10-28 16:44 UTC-7)

僕としては体験そのものをシェアしたいんですが、そのものはシェアできないですからね〜

でかい半球の中で、リングを転がす展示。

公転させてみたり、スピンさせてみたり、の中で、一番難易度が高いものとして扱われていたのがこのフリップフロップです。

…多分。あってるよね?俺の英語力よ。

広いです。アフターダーク枠一回(4時間)では見終わらなかったです。

中央で円盤が回転していて、その上でいろんなものを転がす展示。

回転エネルギーのたまった物体が円盤から落ちると、バックスピンがかかっているため戻っていきます。

なんで?

片目で見ると…って奴です。映像だと両目でも良いです。

これ、手で止めれます。止めるとタネがよくわかります。

ストロボ効果とかうなりとか面白いですよね。2つの振動の間でエネルギーが行き来する奴とか。モアレとか。この辺一度まとめてみようかな。

数学的に一番関係がある公式は三角関数の和積公式ですね。皆覚えてる?

ツイートを並べちゃいましたが、ツイートせずに写真を撮っただけのものもありますよ。

ディファレンシャルギア。

通電した金属線に息を吹きかけるとそこだけ温度が下がって黒くなるというもの。

通電のスイッチを切ると全体が持ち上がります。体積が減って線が短くなるからですね。

フーコーの振り子を小さくしたやつです。

上向きの振り子をブンブン振ってる状態で、下の平面地球を回すと、振り子と地球の向き関係が変わっていきます。

干渉縞に関する展示。

赤外線カメラです。手前の3枚の板は、左から、鏡、銅板、透明のアクリルです。

赤外線カメラだと、鏡もアクリルも真っ黒になる中、銅板が鏡の役割を果たします。

知らなかった…。

眼球の中の白血球の動きが見える展示。心臓の鼓動と動きがシンクロしてることから確信できる。

晴れた空の日に空を見てても体験できることがあるらしい。

とまあこんな感じで、いろいろな展示がありました。

ギャラリーが1から6まであるうち、半分も見れてないので、また行かなきゃいけませんね。

ちょっと丁寧に見過ぎかしらね。いや、いいでしょこれくらい。

毎週木曜日の夜は通うことになるのか〜 いや2週に一回くらいでいいんじゃないか〜

この「夜」ってのがまたポイントで、アフターダーク枠でいくと、18歳以上しか入れないんですね。

昼行くときっと子供がいっぱいなのでしょう。

例えば、足からと首からで脳までの神経伝達に時間差があることがよくわかる展示があるんですが、一度に一人しかできないんですね

こういうのはきっと普段大人は遠慮することになるんでしょうが、夜だとちゃんと体験できます。

サンフランシスコに来た際は是非行ってみてください。