読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

岡竜之介のブログ

岡竜之介のブログです。

闇夜の山奥 Battery Spencer から出られなくなった話

サンフランシスコからゴールデンゲートブリッジを北に渡った反対側に

バッテリースペンサーと呼ばれる場所があります。

その日僕はカリフォルニア大学バークレー校を現地の友人に案内してもらいながら見学してました。

カリフォルニア大学バークレー校に遊びに行ってきた - 岡竜之介のブログ

そして夕食を食べたあと。

友「ゴールデンゲートブリッジの反対側に行ったことある?そこにメチャクチャ景色のいい場所があるんだよ」

ということで、そのまま車で送ってもらうことにしました。本当にありがとうございます。

高速道路を、何キロ出てるんだかわからないスピードでぶっ飛ばして、橋の北側に向かっていきます。

サンフランシスコではなくバークレー校からスタートしたので、ゴールデンゲートブリッジを渡るのではなく、別ルートです。

あ、何キロ出てたかわからなかったのは、速度計がmph(マイル毎時)だったせいです。

SI単位系を使えSI単位系を!!

到着

到着すると、そこは街灯ひとつない山の上。

駐車場になっていて、何人か人もいます。そこそこ有名なスポットのようです。

友「寒くない?これ着るといいよ」と、パーカーを借りる僕。本当に有難うございます。

さて、ではレンズの交換や三脚の取り付けも済んでることだし、あっちの人がいる峠の方に向かっていこうか。

なんて考えていた

その時。

友「あ!キーを車に閉じ込めちゃった!」

………なんだって?

友「ああ〜〜 助手席開いてない?開いてない。後ろも…開いてない。そのパーカーに入ってない?入ってないね。あ〜〜しまった〜〜」

え、それ結構まずいんじゃね?

こんな真夜中で、ここ山奥だぜ?

しかもここは異国の地で、何かあると保険とかもろもろ面倒なことになるんだけど、大丈夫かしら?(自分のことしか考えていない)

友「あ。私が何とかするから、先行って写真撮ってきていいよ。」

…え、いいのか?

こんな寒くて暗い所に女性を一人残して、この場を離れて良いのか?しかも自分の趣味で写真を撮りに行くために。

……

f:id:agajo:20161019102728j:plain

離れました★

いや〜綺麗ですね。

月明かり

この日は月が満月に近く、月明かりが明るかったんですね。

空も晴れてて、夏の大三角がよく見えました。

おかげで、ライトなしでもそこそこ足元をちゃんと確認しながら歩けます。

道中には、コンクリート製の低い建物や、階段がありました。

俺「これなんだ…?建物っぽいけど、人がいる気配が一切無い。明かりが付いてないのが怖すぎる。展望台に向かう道が整備されているわけではないし、違う目的で昔使ってた廃墟みたいだな…。」

そうして先端の方へ進んでいくと…

目の前にでっかくゴールデンゲートブリッジが出現しました!

おお〜〜〜〜〜!!!

対岸にサンフランシスコの碁盤の目上に綺麗に並んだ街明かりも確認できます。

これは、すごい!!これは来てよかった!

ということで、柵の上にゴリラポッドでカメラをセッティングして、露光時間や絞りを適当に調整して撮った写真がこちら。

f:id:agajo:20161019103537j:plain

これは綺麗でしょう!

ゴールデンゲートブリッジって、夜も見栄えが良くなるようにオレンジ色の光で下から照らすんですね。

そんな感じで満足のいく写真が撮れたので、再び月明かりを頼りに車まで戻ります。

なんとかするって言ってたけど、なんとかなったかしら?

なんとかなってなかった

友「どこにかけても営業範囲外だとか言われて、一社だけ、ここまで来れる技術者が見つかったら折り返すって言ってたけど、全然折り返しがこない!!」

しょうがないので、今度は2人で先端の方へ行くことに。

友人も一通り写真を撮った後、ふたたび電話をかけ始めます。

友「だから、何回もかけましたよ!」

俺「…」

友「折り返すって言って、全然折り返してこないじゃないですか!」

俺「…(何もせず黙って様子を見ている)」

友「⊂※〒±♪♨⊥□▲!!!!(英語が聞き取れない)」

俺「…(何もせず黙って様子を見ている)」

友「はい、はい。わかりました。じゃあお願いします。また後ほど。(電話を切る)」

俺「来るって言ってました?」

友「来るらしい。」

俺「何分後くらい…?」

友「25分!ながい〜〜」

俺「25分くらいなら待てますよ!何から何までありがとうございます。」

別の問題

そんなこんなで車に向かって歩きながら、僕は別の問題に悩まされていました。

…トイレに行きたい。

実はバークレー校の近くで夕食を食べている段階で少し行きたかったのですが、まあこのくらいなら家に着くまで平気だと思って行かなかったんですね。

でも、ここで時間を食うとなると話は別。

25分。鍵屋は待ててもトイレの方は待てない。

僕はまた友人と離れて、トイレを探しに行きました。

…とはいえ、こんな所にトイレがあるとは思えない。ここは山の上で、街灯1つない。

最悪その辺でするしかないな…でもここは一応観光地で、時々人が通るから、多少離れる必要があるな…

とはいえ、この「多少離れる」がめちゃくちゃ怖いな…まったく明かりがないし、一度離れたら戻ってこられるかどうか。

ここは1つ、途中にあった「建物」に賭けるか…

ということで、駐車場から一番近い、コンクリート製の小屋に向かいます。

この小屋の得体が知れないので、めちゃくちゃ怖いです。

小屋についた所で、中を確認します。

実はここまで、何かに使う可能性を考えて、スマホとモバイルチャージャーのバッテリーを節約していました。

でもここでは流石にライトを使いました。

小屋の中を照らして最初に僕の目に飛び込んできた文字…それは!!

"RESTROOM"

あれ、これトイレじゃね?

あれ?つーかこの小屋、トイレしかなくね?

いや、トイレあんのかよ!!!!!!

ということて、なんとかありました。

ただ、このトイレもメチャクチャ怖かったです。

とにかく明かりがないので、個室に入って電気を消すと、本当に何も見えません。

バイルチャージャー片手に用を足す俺。

扉のカギは開かなくなったら怖いので締めないでおきました。

そのトイレの写真がこちら。

なかなかに汚いのでリンクにします。

トイレの写真

鍵屋

そうこうしているうちに、鍵屋が到着して、カギを開けてくれました。

この何もない所で屋外でただ待っているのは、一人だったらなかなかしんどかったと思います。

しかし…なんというか…

防犯の観点から書かないけれども、こんな方法で簡単に車のカギを開けちゃうとは…。

いかに車に貴重品を置きっぱなしにしてはいけないかがよくわかりました。

その後は、ゴールデンゲートブリッジを車でわたって、サンフランシスコに戻ることができましたとさ。

以上!!

結局バッテリースペンサーって何なの?

昔の砲台跡みたいです。

確かにこの場所は湾の入り口で、軍事上重要そうです。あんまりわかんないけど。

「バッテリー」という言葉に「砲台」の意味があるようです。

f:id:agajo:20161019113044g:plain

参考リンク

Battery Spencer - FortWiki Historic U.S. and Canadian Forts

今度こそ以上!!